アセットマネジメントOne株式会社

http://www.am-one.co.jp/

Jan. 29 2022

資産運用会社が取り組む持続可能な社会の実現と経済的リターンの両立というチャレンジ

 

お金の力でよりよい社会を!

地球規模の気候変動、人権問題……人類が直面する課題はますます複雑になり、深刻度も増すばかり。そんな社会課題を受け、サスティナビリティを追求する企業へと生まれ変わった資産運用会社がある。投資家や投資先企業と手を携え、ESG投資によって社会にポジティブなインパクトを与えるというアセットマネジメントOneのチャレンジをご紹介しよう。

ESG投資とは、E(Environment=環境)、S(Social=社会)、G(Governance=企業統治)という、企業が果たすべき社会的責任を考慮して投資対象を選別し、持続可能な社会づくりに貢献する企業を支援する投資手法のこと。SDGsを達成するための手段の一つとして金融の世界はもちろん、社会生活においても浸透しつつあるのがESG投資だ。今年1月、「投資の力で未来をはぐくむ」という新たなコーポレートメッセージを発表したアセットマネジメントOneは、持続可能な社会の実現にESG投資に取り入れようとしている。

「パンデミックをきっかけに世界規模の分断が生まれ、人種差別や人権問題も浮き彫りになりました。私たちアセットマネジメントOneは、こうした問題に対しての解決策を提示することが世界市民としての責任であると考えています。自分たちが預かる巨大な資金には、世界をよりよい方向に導くパワーがあるのですから」そう話すのは、同社のサスティナビリティ推進室長としてサスティナビリティ・トランスフォーメーション(以下、SX)を促す小松みのりさんだ。新しいコーポレートメッセージには、そんな企業哲学が反映されている。

「ESG投資をブームのように捉えるむきもありますが、私たちはこれを一過性で終らせるつもりはありません。ポジティブな未来のため、投資先とエンゲージメントして投資先企業の行動を変え、お金の流れを変える。同時に、投資機関家のために正しいフィナンシャルリターンのベースを作る。ESGはもはや資産運用の前提であり、投資の常識であるという価値観にシフトしつつあるからです」(小松さん)

 

 

時代の潮流へのチャレンジ

SXの変革の指針となるのが、同社が独自に策定したマテリアリティ・マップである。サスティナブルを掲げる会社の多くが策定するマテリアリティ(優先課題)だが、アセットマネジメントOneのマテリアリティ・マップには他社とは大きく異なる特徴がある。

マテリアリティ・マップとは、縦軸にサスティナビリティ・マテリアリティを、横軸に経済的リターンを考えたフィナンシャル・マテリアリティを置いたマップに環境問題や社会課題をマッピングしたもので、社会にもたらすインパクトがひと目で理解できるようになっている。ESGアナリストでサスティナブル・マテリアリティ・グループのリーダー、池畑勇紀さん曰く、「私たちのマップの特徴は、気候変動や人権問題というような、投資の世界の中で語られている課題だけでなく、社会には顕在化していない課題にまで踏み込んでいるところ」。さまざまなNGOのプレスリリースを読み込んで、時代とともに移り変わる環境問題や社会課題の重要性を捉えられるよう、マップの内容を策定した。

資産運用会社であるから、経済的リターンは至上命題だ。とはいえ、従来のようにファンドのリターン向上や個別の企業の価値向上に主眼をおいていては、よりよい未来を実現できない。問題を解決するために取るべきアクションはなにか。それを起点に企業活動の再構築を行ったものであり、このマップをもとに投資先企業や投資家と対話を重ねることで、お金の流れを変えて企業行動の変容を促そうと考えている。
とはいえ、サスティナビリティの追求と収益最大化のバランスを図ることは容易ではない。ESG投資が拡大しているとはいえ、短期的な視点に偏った企業経営や投資活動が行われているのも事実である。

「短期の収益にネガティブな会社が相当数あることは確かです。けれども企業は生き物であり、歴史を振り返ってみても危機感こそが変革の出発点であったという事例が多数あります。社会課題の解決と自社の成長を両立する事業戦略を真剣に考えることで、企業はもっと強くなるはず」(アナリストとしてSXを推進する矢野節子さん)
未来型の企業経営についてステークホルダーと対話を重ね、理解や共感を深めていく。

 

 

サスティナビリティが当たり前になる社会へ

ESG投資で持続可能な社会を実現するためには、長期的な視点での経済・投資活動が必要であるという。それでは、そういう視点を養うために、投資家あるいは消費者である私たちが意識すべきことは何だろうか?

「まずは知ることです。私たちはこれまで、解決策が見つからないからと、世界のさまざまな問題について見て見ぬふりをしてきました。けれど、現代のNGOが定量化しているさまざまな事象を勉強して、みんなで解決策を議論し、考える。企業や国はもちろん、社会や教育でそうした姿勢を養うことが、サスティナビリティを意識した行動を導くのではないでしょうか」(矢野さん)

実際、マテリアリティ・マップに関わったプロジェクトチームのメンバー自身もライフスタイルや価値観に大きな影響を受けた。製品を購入する際にはラベルを見、環境や社会に配慮して作られているかをチェックし、ときには個人的なボイコットをすることもあるという池畑さん。子どもとの会話に、環境問題や社会問題にまつわる話題が自然と上がるようになったというる矢野さん。これまで見てみぬふりをしてきたサプライチェーン上の強制労働、児童婚や女性器切除といったさまざまな問題、悪習を明確に意識するようになり、圧倒的に視野が広がったというベテランアナリストの吉田貴巳さん。

「その先に目指すのは、投資の力で企業とエンゲージメントすることで、サスティナブルであることが当たり前のように息づく社会です」と吉田さんは言う。たとえば、ペットボトルはやめてマイボトルを携帯する、フェアトレードのチョコレートを選ぶというように、サスティナビリティを意識して行動しなくてはいけないのが現代だ。そうではなく、あらゆるサービス、プロダクトが、環境や人権、社会課題に配慮されたものであり、意識せずに消費行動を行っても十分にサスティナブルであるという社会へ。アセットマネジメントOneはそんな未来を目指して業界の最前線を走り続ける。

 

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